不眠についての記録

▼不眠の方は、オリンピック観戦もほどほどに。

今回は、夜中にオリンピックの放送がないから寝不足は、マシかなー?と、言っていたお客様がいました。ビッグハートマムのホームページにまとめましたが、不眠についてこちらにも書いてあるように、不眠でお困りの方は、昼間の興奮(格闘技を観る、スポーツ観戦、ホラー映画やサスペンスものなど)もじつは、避けたほうがいいのです。

大声を出して好きな選手を応援することは、ストレス発散になるような気がしますよね?ただ、不眠でお困りのかたは・・・

▼不眠にもいろんなタイプがあります

 

① 眠れない

 

眠気もこない、まったく寝れないタイプ

② 眠れるが、トイレや、まだ起きる時間が来る前にすぐに目がさめる

睡眠時間が細切れ 昼間眠いタイプ

 

③ 6時間以上寝ているが、昼間、ずっと眠い

眠りの質が悪いタイプ

 

 

大きく分けてこの3つかな、と、思います。

 

ひとつ目のタイプの方は、考え事や、不安、心配ごとなどで、不眠が続いている場合は、なんで寝られへんねんやろ…という不安から苛立ちになっていたりして、さらに眠れない…

 


▼ 不眠について … 睡眠時間が問題ではなく ”質と量”

睡眠には”レム睡眠”と”ノンレム睡眠”とがあり、深い睡眠と浅い睡眠があります。 深い睡眠は質の良い睡眠で、浅い睡眠は質の悪い睡眠です。 昼間に眠く感じるのは夜の睡眠の質が悪いからで、どれだけ長い時間寝ていても夜の睡眠だけでは足りないから昼間も眠くなります。 そういうときは、寝たいだけ寝る10時間でも12時間で眠れるだけ寝ることが大切です。昼寝をすると夜に寝れるかどうか心配になりますが、質の悪い睡眠の場合は、量でカバーすることが大切です。

 

そうすることで、質の良い睡眠がとれるようになるので、夜の睡眠だけで足りるようになってきます。少しづつ睡眠時間を減らすことを実践し、昼間に眠くならなければ、睡眠の質が改善された証拠になります。

睡眠は時間が目安ではなく、質と量が問題です。

●睡眠障害について

  • 入眠困難 … 眠りに入れない、なかなか眠れない
  • 中途覚醒 … 眠れるが、排尿で起きるのとは別に用もないのに途中で起きてしまう
  • 早朝覚醒 … 目覚ましよりも先に用もないのに起きてしまう

 

睡眠障害には3種類あります。

※ごくまれに脳に障害があることが原因のこともありますので不眠がひどい場合は、一度脳外科で検査をしてもらうこともいいですね。

 

 

 

 

睡眠障害は、自律神経(交感神経)の興奮状態が鎮まらないまま寝てしまうことが原因です。 寝る2時間前から入眠にむかって準備を始めてみましょう

 

  • 昼間に興奮(仕事に集中しすぎる、運動をしすぎる、ストレスを強く感じる)をしすぎないようにする
  • 寝る2時間前にはテレビ、パソコン、スマホ、携帯など 目から入ってくる光の刺激を減らしましょう(サスペンス、格闘技、スポーツ観戦など、興奮する番組を選ばないようにする)
  • 照明は間接照明がおすすめ (明るさはロウソクの灯りぐらいが目安 真っ暗もダメ)
  • リラックスできる音楽、リラックスできる肌触りの寝具、身体の緊張をやわらげるクッションなどを利用する。(首に力の入らない枕や膝下にクッションを入れることで、脚の緊張もゆるみやすい)
  • 仕事のことやストレスと感じていることを考えないようにする(頭でいろいろ考えてしまいそうになったときは、呼吸に意識を集中させるようにする)
  • 子供の頃楽しかった漫画などはOK
  • 体が冷えないようにしておく。お風呂はぬるめのお湯(40度ぐらい)にゆっくり浸かるとよい
  • アロマは、万人がリラックスするとも限らないので、自分には合ってるのか再確認すること
  • 寝室のカーテンは、遮光にせず、できれば陽が入ってくるものがいい
  • 朝6時ごろから7時頃の太陽の光を(ガラス越しではなく)直接浴びるようにする(散歩など)
  • 理想の眠りにこだわり過ぎないようにする
  • カフェインを摂らない

 

睡眠障害が長引いたり、くせになってくると、回復するまでに時間もかかりますが、このようなことを続けているうちに必ず眠れるようになります。焦らないこと。続けることが大切です。